日時 |
令和 元 年 6 月 29 日(土曜日)
特別講演会 15:00 〜 17:50
技術交流会 18:00 〜 20:00 |
会場 |
サンプラザシーズンズ
愛知県名古屋市名東区藤里町1601
地下鉄東山線・リニモ「藤が丘駅」より無料シャトルバス約5分
会場へのアクセスはこちら |
プログラム |
15:00〜15:10 開会挨拶
特定非営利活動法人養賢科学技術研究所 理事長 成田 国朝 |
15:10〜16:30 特別講演
(1)
題目: |
日本の大学における土木応用力学教育の問題点 |
講師: |
特定非営利活動法人養賢科学技術研究所 名誉理事
愛知工業大学 名誉教授
株式会社アストン 専務取締役 四俵 正俊 先生 |
概要: |
土木工学系の学科における教育カリキュラムはここ数十年でかなり変化してきているが、構造力学、水理学、土質力学などの応用力学が今日でも重要であることには変わりがない。しかし、多くの大学では、以前に増してこれらの教育に苦労しているようである。入学生の多様化、学力の低下、学ばねばならない事項の増加などいくつかの要因が考えられるが、大学の教育体制自体にも問題があるように思われる。
本講は、講演者が水理学の教科書を執筆する過程で感じた問題点について、具体例を挙げながら述べて行こうというものである。 |
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16:30〜16:40 休憩 |
16:40〜17:50 特別講演
(2)
題目: |
活断層と地震 |
講師: |
中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)
技術アドバイザー
株式会社アイコ 取締役 技術監理室長 櫛田 末治
様 |
概要: |
1995年の兵庫県南部地震(M7.3)、2014年の長野県北部地震(M6.7)、2016年の熊本地震(M7.3)など、あいかわらず我が国では大きな地震が続き、それぞれがかなり大きな災害をもたらしている。そのたびに“活断層”という地質学の専門用語がメディアにも頻繁に登場した。人々の生活に対する悪役として・・。
そもそも活断層という概念や言葉は1906年のサンフランシスコ地震の時にサンアンドレアス断層が動いたという事実から生まれ、断層の運動が地震の原因であると考えられるようになってきた。
地震の時に動いた地震断層という考え方は、サンフランシスコ地震より15年前に発生した1891年の濃尾地震の時の方が先である。この時に当時の根尾村に出現した地震断層を調査研究した東京帝国大学の小藤文次郎教授は、断層が地震の原因という考えを発表している。
日本列島で放出される地震エネルギーは全世界の一割と言われている。その地震国日本には当然多くの活断層が存在し、なかでも中部地方には特に多くの活断層が分布する。これらの活断層がどこでどのように見られるのか、その活動の実態はどうなのか、活断層や地震と人々との関わりはどうであったか、本講がこれらの活断層とどう共存していくのかを考えるきっかけになればと思う。
日本に暮らす以上は活断層を避けて通ることはできない。道路をはじめとした社会資本を管理していくために、更に私たちの命と財産を守るために、過去の活断層により発生した地震の実例を紹介することで活断層に対する理解を深める一助となれば幸いである。 |
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18:00〜20:00 技術交流会 |
CPD |
土木学会認定CPDプログラム(2.5単位) |
参加申込み |
会員 :所定の申込用紙にてお知らせ下さい。
非会員:お電話にてお知らせ下さい。 連絡先:0561-64-3812 |
参加費 |
特別講演会:会員・非会員 2,000円
技術交流会:会員・非会員 8,000円 |
主催 |
特定非営利活動法人養賢科学技術研究所 |
協賛 |
杜和会 |